またまた子連れアウトドアネタでごめんなさい。
でもこれだけ子供が小さいうちからアウトドアのフィールドへ連れ出し、その楽しみ方を経験してきた私だからこそ、自分の言葉で伝えられる沢山のことがあります。
子育て本とか殆ど読まないけど、アウトドアや遊びの実体験を通じて子供が大きく成長してきたシーンを見てきました。
先日は親子で1年ぶりに山登りに行き、沢山の収穫があったので、そのことを書きたいと思います!
つい先日、下の子が4歳の誕生日を迎えました。
昨年の誕生日に山登りデビューし、本人がとても楽しかったらしく、何かあるたびに「やまぼろり(やまのぼり)、また行きたいねー♪」と口癖のように言ってました。
それならばと思い、シーズン的にもバッチリなこの季節に山登りを計画。といっても計画したのは私ではなく私の父、つまりおじいちゃん。
私の父は趣味の山登りが高じ、定年退職後の今は山登りのガイドとして毎週のように山に登っているエキスパート。
子供の年齢や体力を考えて、最適な山を選んで、当日の行程も組んでもらいました。
今回アタックした山は長野の根子岳で、標高2207m。当日は梅雨時期だったけど、曇りの天気。暑すぎずちょうど良い感じ。
菅平牧場(標高1590m)のところに登山道の入り口があり、そこから山頂を目指します。
出発時刻は8時半。12時までに頂上へ着き、お昼を食べて15時までには下山の予定。
ちなみに今回持って行った荷物はこんな感じ。私と子供達が各自ザックに背負っていった分。おじいちゃんのは含まず。
- 子供達の着替え
- 飲み物(水筒に麦茶を入れたのを3つと、麦茶600ml×1本、水600ml×2本)
- おやつ
- お昼ご飯(おにぎり、パン、カップラーメンなど)
- 敷物
- 雨具(各自)
- 防寒具
- 救急セット
- タオル 等
飲み物は足りないといけないので、多めに持って行った方が良いです。おやつは水分が欲しくなるものは避けて、水分を沢山含む果物とかあると良いです。
敷物は、アウトドアのお店で売ってる折りたたみ式のざぶとんが嵩張らず、便利です。
お昼は何でも良いのですが、頂上へ行くと風も強く気温も下がるので、カップラーメンがカラダを温めてくれて美味しいです。その場合、水の他に小型ガスバーナーとクッカーが必要です。
汗をかいて山を登った後、頂上で気温が低くなると一気に汗で濡れた肌着が冷えて、体温が下がります。なので、下着やTシャツ類は綿100%ではなく化繊のものが良いです。(ユニクロのエアリズムもOK!)そしてすぐに羽織れる防寒具も必要。
かなり汗をかいた場合は、すぐに着替えましょう。
あと、登山道は小さい木の枝が飛び出していたり、虫もいるので、暑くても長ズボンが良いです。
今回、途中で「もうやめるー!」と言わないかどうかハラハラしたのですが、時間的にも体力的にも厳しそうだったら、その場で下山するつもりでした。
が、本人たちはいたって楽しそう♪
しゃくとり虫が沢山登山道にウヨウヨしていて、それを探したり、外遊びの延長のような感じ。
こまめに休憩を取り、水分を補給し、お菓子を少し食べながら何とか頑張ってくれました。
最後の直線の登りが一番キツかったようですが(私も。。)、「あと◯mで頂上だよー!」と言うと急にスイッチが入って何とか無事12時までに登頂できました。
下りも何のその。1時間半であっと言う間に下りて行きました。早すぎて、私が追いつけない程。
今回、準備が間に合わなくて子供達は普通の運動靴で行ったのですが、やはりトレッキングシューズがあるに越した事はないなぁと。登山道には小石や大きい石が結構あるのですが、それが普通の靴だとよく滑るのです。何度下りで転んだ事か。。。
何はともあれ無事予定通り登山してくることができました。
ただ、子供は飽き易く集中力がなかなか続かないことは確かです。特に登りは楽しみがないと辛いですよね。
そこで、普段見た事無い植物に触れさせたり、虫を見つけたり、探検気分を感じさせると良いかもしれません。あとは開けた登山道よりも、多少木が生い茂っていて変化に富んだルートの方が迷路気分で子供達は楽しいようです。
あとこまめな休憩とおやつタイム。子供が「疲れたー!」と行ったら無理に先へ行かずに休憩しましょう。おやつは子供達に選ばせた方が、楽しみが増えてモチベーションが上がります。
そして親子登山のメリットについて。
今回の登山は時間的にも少しハードかなぁという心配があったのですが、想像以上に子供達が頑張ってくれました。体力がある子だとは思っていたけれど、どれだけの体力が備わっているか知る事ができて良かったです。
そして登山といえばすれ違う人たちとの挨拶ですが、最初は恥ずかしがっていた子供達も大人が挨拶していると自然と真似してくれます。そして大抵の人が「小さいのにえらいねー!」と言ってくれます。”頑張ってることを他の人に褒められた!”というのがまた登る活力になります。
そして一番大切なこと!
頑張った分だけ沢山褒めてあげます。山を下りた後、山頂を振り返り、「あの上まで登ったんだよー。本当によく頑張ったね、凄いね!」と声を掛けてあげると子供の自信につながります。
登山は登りきるまでは辛いけど、山頂にくればそこに登った人でしか見れない綺麗な景色が見れて(ちなみに北アルプスの残雪が見れました!)、頑張った後の美味しいお昼が食べられてと、子供は達成感を感じる事ができます。
自分の力で頑張ったからこそ得られる達成感、最高の気分を味わうと、「自分もやればできる!」とすごく自信につながります。
小さいうちにこういった成功体験を積み重ねると、次も何かにチャレンジしようという意欲が湧いてきます。
これがすごく大切で、親子登山の醍醐味だと思います。
小さいうちから、親子で一緒に頑張って達成感を味わえるスポーツってなかなかないですよね。
下記のサイトに親子登山にお勧めの山や、必要な装備など詳しく記載されています。ぜひ、興味のある方はチェックしてみてくださいねー!