ずいぶん前のことですが、バスに友人の親子と同乗した時の事です。
その当時6歳だった男の子とそのかーちゃんと一緒に駅までバスに乗りました。
バスの中では他愛も無い会話で和やかな時間でした。
で、僕はたくさんその男の子に話しかけたんです。
かいちょー:「今日はどこにいくの?」
すると、男の子ではなくかーちゃんが答えます。
母親:これから買い物に行くんだよねー♬
「そうかそうか!何か買ってもらえるといいな!」
またかーちゃんが答えます。
今度からスイミング通うから新しいスイミングバッグ買いにいくんだよねー♬
ふ「おぉ!スイミング習うのか!すげーなー!もう泳げるのか?」
もちろんかーちゃんが答えます。
まだ体験レッスンしたばっかなんだよねー♬
ちょっとウザくなってきたので話題を変えます。
「小学校は慣れたか?クラスは全員で何人いるの?」
はい、もう予想できますよねw もちろんかーちゃんが答えます。
30人で3クラスしかないんだよねー♬
で、もうさすがにウザ過ぎたので一言もの申します。
「かーちゃんに聞いてんじゃないよ!息子に聞いてんだから黙っててよ!」
「腹話術師か!?」って突っ込みそうになりましたw
すると・・・
やだ!ワタシったら♡おせっかいだったかしら!お口にチャックしなきゃ♡
ふぅ〜これで息子の言葉が聞けるかなと思ったら・・・
その後、何を質問してもかーちゃんの顔を見るばっかりで全然自分から話せない。。。
もじもじするばかりで一向に返事ができない。。。
ようやくモゴモゴと話し出したかと思ったら、かーちゃんに耳打ちしちゃってるよ。。。
すると見かねたかーちゃんがまた口を出します。
ほら!いつもうるさいくらいしゃべってるんだから池ちゃんにお話してあげて!
・・・・・・お話してあげてってなんだそりゃ? オレはおしゃべりしてほしーわけじゃないぞ?
別にスイミングもクラスの人数も興味なんかねーぞ? おしゃべり相手もいない寂しい中年のオッサンじゃねーぞ??
っていうか、母親を介さないと自分で会話できなくなってるじゃねーか!?
バスを降りた後もかーちゃんの後ろに隠れちゃってバイバイも自分で言えなくなっちゃってるぞ?
どーなってんだ??
その前の週末、近所の子ども達と一緒に近くの土手に遊び行った時はあんなにフレンドリーに話してくれたのに、なんでこんなにシャイボーイみたいなフリするんだ?????
こんな他愛も無い会話ですらかーちゃんフィルター通さないと話せなくなっちゃうもんなんですね。
何でもかんでも子どもの会話を代弁しちゃう腹話術師みたいな親って、実はけっこう多く見かけることがあるなーって気がします。
これって、赤ちゃんの気持ちを赤ちゃん言葉で代弁する親の延長線上にあると思っていて、
〇〇なんでちゅよねぇ〜♡
とか言っちゃうあれです。
よくあるシーンだと思うんだけど、これって赤ちゃんの代弁でも何でも無くて、
あなたの言葉を赤ちゃん言葉で言ってるだけですよね?
なんて冷静に思っちゃったりするわけで。
この赤ちゃん言葉の代弁をとーちゃんが言ってたりするともー鳥肌が立ったりしちゃってw
なんてささやかなシーンをディスってしまいましたが、僕にしてみると子どもの代弁ばかりする親って、この感覚の延長線上にあると感じちゃっています。
そして協調性や社会性ってのは学校だけじゃなくて、毎日の生活の中にこそそれを育んでいくシーンてのはたくさんあるわけですから、もっと子ども達に自主的にコミュニケーションする機会を作ってあげましょー大人が!っていう提案の話でした。
なんてまたまたえらそーな事を書き綴ってみたりして。
他人の振り見て我が振り直せ!そんな自分も子どもの会話を主導してしまう過保護な親にならないよーに
きおつけまちょーねぇ〜♡
かいちょーでした。