小1の壁…働く母はもっと賞賛されるべき!

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木曜担当の2児の母、こんどうです。
「小1の壁」…周囲で立て続けにこの問題で転職や雇用形態の変更を迫られたお母さんが周りにいたので、今日はちょっとこの話題について考えたいと思います。

知らない方の為に「小1の壁」とはどういったことなのか、説明します。
主に共働きの家庭において小学校に上がる際に直面する社会的な問題を「小1の壁」といいます。
保育園だと朝は7時から、夜は遅いところで夜8時まで預かってくれる延長保育があったのに対して、小学校に入ると朝は8時から登校、夕方は公的な学童クラブでは通常6時までが多く、保育園よりも預かり時間が短くなってしまう。小学生になると時短勤務が無くなる企業も多く、働き方の変更を見直す必要に迫られるワーキングママが多いのが現状です。

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私は上の子が来年小学校へ上がるので、人づてやネットなどで知ったりする程度なのですが、最近この問題で働き方を見直す必要に迫られた友達がいました。
一人は大学を卒業してからずーっと同じ企業に働き続け、2人の子供を出産した後も継続して働いていたのですが、この「小1の壁」問題で出勤時間や勤務時間の変更を余儀なくされ、今はアルバイト契約だそうです。。。
15年以上も正社員として働き、会社に貢献してきたのに。こどもを理由にアルバイトになるなんて。切なすぎます。
もう一人の友達はこの「小1の壁」にぶちあたり、通勤時間を減らす為に自宅に近い会社へ転職しました。

女性って子供を産むと、働いている人はまず育児と仕事の両立の問題に悩まされますよね。
仕事も時短勤務になった途端に、残業とか夕方遅い打ち合わせとか今迄できていたことができなくなって、仕事が思うようにできないことに自分の能力が落ちたような感覚を覚え、悩む。
育児の面でも、遅い時間に保育園に迎えに行ってそれから寝かしつけるまでに怒濤の時間を過ごし、平日はなかなか子供とゆっくりした時間を取れない。
「私って会社に役に立っているのか?」「子供達に寂しい思いをさせていないだろうか?」
張り切って育休後に社会に復帰しても、思うようにできない仕事と育児と家事が全て中途半端に感じてしまい、落ち込んでしまう。。。

誰しもこうした経験は少なからずあるかと思います。私もそうです。

そうやって悩みながらも頑張って保育園を卒業して、やっと小学生!
と思いきや、「小1の壁」の出現。。。今迄頑張ってきた仕事も変えざるを得ない、待遇を変えざるを得ない。
こんなの切なすぎますよね。
お母さんがどんなに頑張ってもそれをフォローする制度が遅れているせいで、望まない結果になってしまう。
働く母親はもっともっと社会で賞賛されるべきです!

そうやってお母さんが頑張って積み重ねて来た時間は、仕事の世界ではきちんと認められないかもしれないけど、絶対この先どこかで役に立つはずです!
だって限られた時間で沢山の仕事(育児・家事も立派な仕事です)を如何に効率的にこなすために頭を使い、6年もの時間を費やしてきたのだから。それは立派なノウハウ・対応力を各自が持っているということになります。
何もしていない6年間に比べたらかけがえの無い財産です。
外に出て沢山の社会経験を積んで来たお母さんは、子供にもこれから役に立つ色々なことを教えてあげられるはず。
少なくとも私はITの知識については子供に沢山教えることができる。

そして子供は働く母の姿を見て、その頑張っている姿や逞しい姿を分かっています。

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ある日、5歳の娘が私に「大きくなったら何になりたいか聞いて」と言うので聞いてみたら、予想しない答えが返ってきました!
「◯◯は大きくなったら母ちゃんと一緒に仕事がしたい!」と。
え!?この間はケーキ屋さんになりたいとか言ってなかったっけ..!?
それって…それって…とその言葉の意味をぐるぐる頭の中で考えながら私はもう泣きそうでした。。。ってか泣いてました。。。

子供ながらに私が平日の昼間やっていることを理解して、それに対して共感するメッセージをくれるなんて。

だから、お母さんが外に出て働いている分のご褒美を社会でもあげて欲しいのです。
真新しいランドセルを背負って小学校に入学するこの晴れの舞台を、記念すべき年を、「小1の壁」なんてネガティブな言葉で呼びたく無いですよね。
小学校入学を手放しで喜べる環境を一日でも早く作って欲しいです。

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ABOUTこの記事をかいた人

何でも屋 こんどう

何でも屋という名の通り、広報からWebサイト制作、メルマガ発行、お茶汲み、役員の肩もみ、おやじギャクの受け流しなどなど何でもこなす。 本職はWebサイト&広告のディレクター。 二児の母。常にスマホ片手におばかキッズのシャッターチャンスを狙ってます。