夢だけじゃない、生きていくことの逞しさを教える恐竜映画

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前から気になっていた20,000本以上の映画・ドラマ・アニメが見放題のHulu。2週間無料ということで、ある日の退屈した休日に見てみる事にしました。
去年から恐竜にドはまりしている子供達のリクエストは『恐竜の映画』!
タイトルと写真で即決した映画はこちら

『大恐竜時代 タルボサウルス vs ティラノサウルス』!

大恐竜時代B1ポスター

これは珍しく韓国映画なのですが、制作はあのBBC放送です。
なので、描かれる恐竜達がとーってもリアル!まるで自分は恐竜の世界に飛び込んだかと錯覚するほどの大迫力映像!
まさに動く大恐竜図鑑で、恐竜好きの子供だけでなくかつて恐竜にときめいた大人にもぜひおすすめです。
8千年前の白亜紀を舞台に、タルボサウルス、ティラノサウルスといったメジャー恐竜を始め、アジアで発見された珍しい種類まで、映画史上最多の17種類80頭もの恐竜たちが大集結!

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主人公はタルボサウルスの家族の一番末っ子、パッチ。まだ一人で狩りもできない子供。
ちょっとネタばれになってしまいますが、タルボサウルスの宿敵ティラノサウルスに家族全員を殺されてしまい、残されたパッチが一人で生きて行くために生き残りを掛けた闘いと壮大な冒険がストーリーになっています。

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子供向けの映画といえば、”夢”や”希望”を与えるファンタジー的なものは多いですが、これは弱肉強食の世界をリアルに描いており、そこには嘘偽りも無いため、見る人によってはちょっと衝撃的かもしれません。

どこかのレビューでこの映画について、家族が次々に死んで行くストーリーに子供が泣いてしまって、もう観たくないと書いてる方がいました。
確かに初っ端から悲しい展開になりますが、これが本当の弱肉強食の世界というもの。
動物界でもこれが存在することによって、自然の生態系のバランスが保たれています。こういう機会だからこそ、子供に教えられるのではないかなと思います。

キュレーションメディア「TABILABO」に以前記事として取り上げられていた、『オオカミを放った国立公園で、20年後にすごいことが起こった』という話をご存知でしょうか。

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出典:TABILABO

アメリカのイエローストーンの国立公園内にもともとオオカミが生息していましたが、人間による駆除が原因で姿を消してしまいました。
すると、オオカミが捕食していたワピチという鹿が激増し、草木を食べ尽くし、生態系のバランスが崩れてしまったそうです。
しかし、1995年に公園内にオオカミが再導入されると、鹿の数が安定し始めて、草木が生長して森が産まれ、鳥が住むようになり、川にビーバーが住み始めると魚や両生類の動物が増えたそうです。
結果、オオカミが戻ってきてから20年後に公園の生態系は取り戻されたということ。

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出典:TABILABO

ちょっと話の種類は違うかもしれませんが、自然の世界では家族さえも突如失ってしまうことがあること、そして残されてしまった者は子供であろうと一人で逞しく生きて行かなければいけないこと。
なかなかそういったことを教えてくれる子供向けの映画はありません。

そういった面からもこの映画はオススメです!!
ぜひご家族で一緒に観てみてください~

予告編はこちらです!

Instgram写真館

ABOUTこの記事をかいた人

何でも屋 こんどう

何でも屋という名の通り、広報からWebサイト制作、メルマガ発行、お茶汲み、役員の肩もみ、おやじギャクの受け流しなどなど何でもこなす。 本職はWebサイト&広告のディレクター。 二児の母。常にスマホ片手におばかキッズのシャッターチャンスを狙ってます。